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表参道うかい亭 円形カウンターバックモザイク/制作風景(工房編)

 
モザイクは様々な工法がありますが、ミスズアートの場合は基本的に工房で制作し
現場へ持込みます。
多くの現場では長期間の作業が困難なので、現場での作業時間短縮を考慮しある程度
パーツ化した状態で持込みます。
パーツ化の方法として、表紙貼り・裏ネット貼り・パネル化などがありますが、
今回は立体面への設置なので基本は裏ネット貼りにしています。


厚みのあるガラスは板状で仕入れ、ガラス切りである程度の大きさまでカットし、
後はモザイクハンマーで細かく手割りします。
このハンマーはイタリアで使用されているものです。
今回は10mm厚の大理石と併用する為、10mm厚を使用し10mm角サイズに
カットしています。

表参道うかい亭制作風景3

表参道うかい亭制作風景1


下絵の上にビニールシートを貼り、グラスファイバーのネットを敷きモザイクを
貼っていきます。
大理石は、風化調に薬品処理されたものです。(角が丸い)
石モザイクの風合いを出すように形の悪いものも入れていきます。

表参道うかい亭制作風景5

表参道うかい亭制作風景6

表参道うかい亭制作風景7

表参道うかい亭制作風景11

表参道うかい亭制作風景8

表参道うかい亭制作風景10


今回は、青海波模様の大理石モザイクの上にガラスモザイクを2重に貼ります。
ステンド用(3mm厚)のクリアですが、テクスチャーの違うものを数種と
光りの反射の効果も欲しかったので、ラスターガラスも入れています。
これらも板状で仕入れ、細かくカットします。

表参道うかい亭制作風景2

表参道うかい亭制作風景9


2重貼り部分の形状に組み、表ネット貼りにします。
表ネット貼りにする理由は、クリアシリコンで接着しますが柄を奇麗に透けさせる為には、
現場で貼る時にしっかり抑えなければいけませんが、抑え過ぎると柔らかいシリコンが
目地から出てきてしまう為、表紙貼りではなく抑え具合を目で確認出来るようにネットを
糊で貼っています。
ただ、ステンドガラスの凸凹としたテクスチャーにはしっかりと密着せず、ボロボロと
粒が落ちてしまうのが難点でした。

表参道うかい亭制作風景12

表参道うかい亭制作風景13


金ガラスのライン、これも2重に貼るところですが細くカットしたものをテープに貼り
ヒモ状にして現場に持込みます。
オルゾーニ社(イタリア)の金箔をガラスでサンドした奇麗な金色ガラスです。
金だけでもかなり色数があり、やはり高いです・・。

表参道うかい亭制作風景4


これは、制作前に施主に提出したサンプル貼りです。
大理石の透けて見える模様と、ステンドモザイクと金ガラスのキラキラとした光りの
反射が特徴です。
大理石モザイクの目地は茶系の骨材が粗いものを使用し、表面のガラスモザイクには
目地ラインを強調する為、白目地を使用しています。

この次に現場作業風景を掲載します。

表参道うかい亭制作風景14

表参道うかい亭制作風景15



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