「箱根ガラスの森」中庭モニュメントモザイク/制作風景(施工編)


箱根での現場設置風景です。
桜が満開の時期でしたが、天気の悪い日や夜間はとても寒く女性スタッフには
辛かったと思います。
1週間の予定が2週間掛かってしまいました。

工房である程度パーツ化してきたものを先に貼り、残りは粒の手貼り作業です。




















裏面は、横浜から来た絵画チームがフレスコ画風のアクリル画を描きました。
事前に提出していたサンプルを入念にチェックしながら描いています。
リーダーの前田さん、大変お世話になりました。






天気のいい日は最高に気持のいいところです。




中庭の池に設置されるヴェネツィアのガラス作家リヴィオ・セグーゾのガラスオブジェ。








モザイクの鉢は曲面貼りなので手貼り部分が多くかなり時間が掛かりました。




ガラスの森のあらゆる装飾設置を担当されている山田さんです。
敷地内に多く設置されているスワロフスキーのツリーには驚かされました。
本当に色々とお世話になりました。












仕上げ段階になり足場とシートが外され、作業の様子を来場者が見ていきます。








ようやく完成です。
モザイクの鉢には、草月流の勅使河原 茜さんの作品が設置されました。





















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「箱根ガラスの森」中庭モニュメントモザイク/制作風景(工房編)


工房での制作風景です。
施工例にも記載していますが、箱根の森美術館のオーナーの意向で、北イタリアのコモ湖畔にあるヴィラ・デステという16世紀の貴族の邸宅(1873年よりホテルになる)にあるモザイクをイメージし、玉石・砂利などをメインに使用したモザイクを制作しました。

現地モザイクの資料を参考に、入手可能な材料や工法を考慮しながらデザインをしましたが、玉石・砂利を使用したモザイクは初めての事で、材料の確保(色やサイズ等)や工法には苦労しました。
現場設置を出来る限り効率化する為、セメント板状のパーツ・グラスファイバーの裏ネット・表紙貼り等、知る限りの知識を駆使し何とか制作しました。
初めての工法で悩むのは、やはり事前の見積りとスケジュール組みです。
予想以上の作業量になってしまい、スタッフの皆には大変苦労を掛けました。


制作前のデザイン画





15mm角大理石でラインを組んだ後、間を絞り袋でモルタルを注入し砂利を色別に
埋め込んでいきます。上下に濃淡のグラデーションになっています。








このパーツも15mm角大理石で模様を作り、バックは砂利でグラデーションを
作っています。
上下相互のグラデーションの為に中央部分は柄が消えて見えますが、柄は磨き石
なので実際には光りの具合で柄が見えるようになります。






側面の割り石ですが、目地には玉石が入ります。
これを和紙で表紙貼りし、現地で設置後に目地に玉石を埋め込みます。










セメント板状のパーツ部分です。






砂利は、仕入れ時の粒の大きさが合わない為、更にハンマーで砕きます。
















敷地内の別の場所に置かれる壷にモザイクを貼っています。
箱根でメインのモニュメントを設置し、一度戻ってからの工房作業です。
イベントの開催スケジュールに合わせての事でしたので、とにかく焦っていました。

この次に現場作業風景を掲載します。












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表参道うかい亭 円形カウンターバックモザイク/制作風景(施工編)


設置にはミスズアートの制作スタッフ5人程と施工業者の方数人で行いました。
今回も、川崎の(株)アンドータイルさんにご協力頂きました。
細かく面倒な作業でも丁寧に作業して頂ける事をいつも感謝しています。

(株)アンドータイル
神奈川県川崎市麻生区上麻生6-22-10
tel.044-988-1510
http://www.andotile.co.jp


最初に下地の調整です。




裏ネット状のモザイクパーツを貼っていきます。
左右と上下にも湾曲している為、計算はしていますが少しづつズレが生じるので
目地合わせで上手く調整します。








目地混みです。風化調の大理石の風合いを生かし、目地は粗い骨材の茶系のものを
使用しています。






ガラス部分は光りが入り落込んで見えます。
ガラス使用の為、接着は白を使用しています。




立体面で柄が合わなくなります。無理矢理ですがなるべく違和感のないように
貼ります。接着が硬化する迄はモザイクが浮いてきてしまうので、仮止めのピン
を打込みます。






うねるような波ラインをマスキングテープで仮貼りし位置を確認しますが、
2重貼り部分の型紙に合わせながら自然なラインが出るよう何度も修正します。




次に2重貼りの為のマスキングです。
金ガラスライン部分もマスキングが必要なので、とにかく貼ったり剥がしたりで
かなり面倒な作業です。






金ラインガラスを貼ります。






いよいよ2重貼りですが、透明なシリコンで透明なガラスを貼るので、ピースの
ズレなどの確認が難しいです。
それでも丁寧にガラスの反射を見ながらピンセットで修正します。








そしてガラス部分の目地混みです。
目地の流れやモザイクの粒感を見せる為、白目地を使用しています。
また、ガラスの表面は凸凹しているので、拭取りもなかなか大変です。




同時進行で丸柱は完成です。ここは2重貼りはありません。
上下の帯のような部分は、板石をクラッシュし組んでいます。




ようやくほぼ完成。




ここは、表参道ヒルズの向い側に完成した「GYRE」ジャイルという複合施設で、
建築家集団MVRDVの設計。ブルガリやシャネル、MOMAデザインストアなどが
入っています。うかい亭は一番上の5Fにあります。

「GYRE」
http://gyre-omotesando.com/
東京都渋谷区神宮前5-10-1




取り敢えず仕上がったモザイク。
表面に残った目地を拭取ったり、ガラスの角をルーターで削ったりの仕上げ作業で
終わります。

















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表参道うかい亭 円形カウンターバックモザイク/制作風景(工房編)

 
モザイクは様々な工法がありますが、ミスズアートの場合は基本的に工房で制作し
現場へ持込みます。
多くの現場では長期間の作業が困難なので、現場での作業時間短縮を考慮しある程度
パーツ化した状態で持込みます。
パーツ化の方法として、表紙貼り・裏ネット貼り・パネル化などがありますが、
今回は立体面への設置なので基本は裏ネット貼りにしています。


厚みのあるガラスは板状で仕入れ、ガラス切りである程度の大きさまでカットし、
後はモザイクハンマーで細かく手割りします。
このハンマーはイタリアで使用されているものです。
今回は10mm厚の大理石と併用する為、10mm厚を使用し10mm角サイズに
カットしています。

表参道うかい亭制作風景3

表参道うかい亭制作風景1


下絵の上にビニールシートを貼り、グラスファイバーのネットを敷きモザイクを
貼っていきます。
大理石は、風化調に薬品処理されたものです。(角が丸い)
石モザイクの風合いを出すように形の悪いものも入れていきます。

表参道うかい亭制作風景5

表参道うかい亭制作風景6

表参道うかい亭制作風景7

表参道うかい亭制作風景11

表参道うかい亭制作風景8

表参道うかい亭制作風景10


今回は、青海波模様の大理石モザイクの上にガラスモザイクを2重に貼ります。
ステンド用(3mm厚)のクリアですが、テクスチャーの違うものを数種と
光りの反射の効果も欲しかったので、ラスターガラスも入れています。
これらも板状で仕入れ、細かくカットします。

表参道うかい亭制作風景2

表参道うかい亭制作風景9


2重貼り部分の形状に組み、表ネット貼りにします。
表ネット貼りにする理由は、クリアシリコンで接着しますが柄を奇麗に透けさせる為には、
現場で貼る時にしっかり抑えなければいけませんが、抑え過ぎると柔らかいシリコンが
目地から出てきてしまう為、表紙貼りではなく抑え具合を目で確認出来るようにネットを
糊で貼っています。
ただ、ステンドガラスの凸凹としたテクスチャーにはしっかりと密着せず、ボロボロと
粒が落ちてしまうのが難点でした。

表参道うかい亭制作風景12

表参道うかい亭制作風景13


金ガラスのライン、これも2重に貼るところですが細くカットしたものをテープに貼り
ヒモ状にして現場に持込みます。
オルゾーニ社(イタリア)の金箔をガラスでサンドした奇麗な金色ガラスです。
金だけでもかなり色数があり、やはり高いです・・。

表参道うかい亭制作風景4


これは、制作前に施主に提出したサンプル貼りです。
大理石の透けて見える模様と、ステンドモザイクと金ガラスのキラキラとした光りの
反射が特徴です。
大理石モザイクの目地は茶系の骨材が粗いものを使用し、表面のガラスモザイクには
目地ラインを強調する為、白目地を使用しています。

この次に現場作業風景を掲載します。

表参道うかい亭制作風景14

表参道うかい亭制作風景15



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